マテリアル基本編1〜陰と影の調整
マテリアル(表面素材)はかなり奥が深く、簡単には説明できません。一応いくつか例を挙げておきますが、あくまでも基本的な調整法の一例です。マテリアルの調整はマテリアルエディタと、さらに奥にあるディープテクスチャエディタがあり、思ったように使いこなすのはなかなか大変です。ここでは、オブジェクトの陰の部分と地面に落ちる影の、濃さの違いを調整するための方法を説明します。一応オブジェクト側の陰の部分を「陰」、地面に落ちる影を「影」と表記しています。

まず生成パレットから球体を配置し、マテリアルライブラリの「Simple & Fast」にある「Bryce TerraCotta」を設定します。右上図はオブジェクト右の「M」から開くマテリアルエディタですが、赤で囲んだ「Diffusion」で光の当たった部分、「Ambience」では光の当たらない部分の明るさ調整ができます。

これは少し明るくした例。Ambienceを29.8から40に上げているので、陰の部分が明るくなり光が回り込んだようになっているのが分かると思います。またDiffusionも90に上げているので、光が当たった部分も少し明るくなっています。

よく見かけるのが特定のオブジェクトの陰の部分がやけに暗いもので、材質にもよりますが、特に陰の部分が地面の影や他のオブジェクトと極端に濃さが違っていると、どうしても不自然に見えます。

次に、大気設定での影の調整です。上図左から2番目の赤矢印を左右にドラッグすることで影の濃さ、またその下の部分をプッシュすることで、カラーピッカーを使い色を変えることができます。右は少し明るくした例。

影の濃さは理解しやすいのですが、色は単純に影の色ではなく、光の完全に当たらない部分と言った方が適切で、例えば光の当たっている地面もDiffusionとAmbienceが100になっていない限りその色の影響を受けますし、右から2番目にある天上色(真上からの空の色)の影響も受けるので注意が必要です。また、濃さに関しても当然地面のマテリアル設定の影響を受けます。

それぞれ色を変えてみた例。左下は影の色をマゼンタに変えただけですが、地面の色も影響を受けています。

右下はさらに天上色を補色の緑に設定したところ、ほぼ色が消えグレーになっているものの、真上からの影響を受けない下の部分に色が残っているのが分かります。なかなか複雑ですが、色々な要素が絡まっていることだけは知っておくといいでしょう。

色の関係でついでに書いておくと、オブジェクトのマテリアル側(マテリアルエディタ)でも光の当たる部分と当たらない部分の色設定ができます。左図のDiffuseが光の当たる部分、Ambientが光の当たらない部分で、図のように両方白くすると白い球体になります。

その他影に関しては、太陽や光源側、マテリアル側で個別に「影を落とさない」等の設定が可能です。